2013年5月4日土曜日

ブレーキ踏み過ぎ注意――知らず知らずに迷惑をかける恐ろしさ


 車を運転していると、“本人は気づいていないんだろうけど後続の車には迷惑な運転”をする人がいる。迷惑といえば、狭い道や交差点そばでの停車や合流しきれずのノロノロもあるが、それらは本人も気づいてるだろうからともかく、気づかれていない迷惑運転の代表格が「頻繁なブレーキング」だと思う。

 何もないところですぐにブレーキを踏む人が多い。ブレーキを踏むとランプがつくからは、後ろの運転手も踏む。するとその後ろも踏んで…と連鎖して、やがて渋滞になる場合もある。
 ATしか運転しない人、できない人、MT車を運転したことがない人にその傾向が強いのではないかと(データはないけど)思う。エンジンブレーキという発想がないからで、減速するためにはフットブレーキしか思い付かないのではないか。 ちょっとした減速はアクセルを戻すなどして対応すべきで、場合によってはギアを2速に下げてもいいのではないか(最近のAT車について、走行中のギアダウンの是非は詳しく知りませんが…)。
 少なくとも自分は、何もないところで減速するのにそうそうブレーキは踏まないし、前の車が踏んだとしても、さらにその前の状況から、単に目の前の運転手がスキル不足で踏んだだけと判断したら(できたら)踏まないで対処しようとしている。

     ほかにも幅員の決して大きくない道での左折で膨らんだりするのも、おそらく本人は気づいてないだろうけど、後ろの運転手は困る。「コンパクトに曲がれないなら小さな車に乗ればいいのに」と思うが、その思いは当然届かない。ミニバンや大きなセダンなんかやめて軽にしたほうがいいと思うおばちゃんドライバーの実に多いこと!!(ダンナと共有だろうから仕方ないけど)。

 大人になると周りが注意をしてくれなくなるし、運転の仕方を誰かがアドバイスしてくれる訳でもないから、本人は後続に迷惑をかける運転をしていることにずっと気づかない。解決は難しいだろう。

 かくいう自分も知らず知らずのうちに迷惑をかけているかもしれない。生まなくていい渋滞を生むかもしれないわけだから、善意だから許されると思わず、気をつけて運転したい。また「気づかずに迷惑をかけることに注意する」という意味では、運転だけではなく仕事でも同じことが言えると思う。後ろをふりかえりながら進んでいきたい。