ラベル PR の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル PR の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年5月13日火曜日

山手線で会ったアイドルとTwitterでふぁぼったGALETTeの差



ちょっと前の話。

渋谷駅で山手線にアイドルグループの女の子たちが衣装のまま20人くらい乗ってき た。きゃいきゃい楽しそうに話してて、「電車移動大変だなぁ、売れるといいねぇ」とか目を細めて思ってたら、空いた自分の隣にそのうちの一人が座った(3人がけで1人分空けて)。やらしくならないように「グループなんですか?」と聞いてみたら、めちゃめちゃ素っ気ない、イエスともノーともつかないような反応。その暖簾に腕押しぶりたるやハンパなく、聞いたこっちが「えーーーー」と声が出そうになるほどだった。「聞き方がアヤシかったんだろうが!」とか言われそうだが……。

2014年3月11日火曜日

「恋届」、別に気持ち悪くなくない?


恋届」のニュースを聞いて、軽く「うまいこと考えるなぁ」と思った。
 
 なぜなら、婚姻届や離婚届はあるけど、結婚前のステータスについてはそういう書類がないからだ。ニュース本文ではなくタイトルだけ読んで「ゼクシィがやってるんかな」などと勝手に考えていたのだけれど、実際は流山市、自治体がやっているとのこと(といっても映画のPRらしいが)。

 それをなぜ調べたかというと、BLOGOSを読んでいて「流山市『恋届』の気持ちの悪さ」という記事を読んで、意図が分からなかったからだ。

 筆者がいう「そもそも公費を投じるような類のものなのか」という点については検証があってもいいと思う。大してかからないような気もするが、税金を使う以上、「使いました、ハイ終わり」でいいとは思えないからだ。

 けれど、これって狙いは話題づくりでは? ネタでは? そして実際、話題になっているのではないだろうか。

 関係者は、別に届けを出させたからといって、恋愛促進になるなんて思ってないだろう。そりゃあ、このネタをきっかけにして付き合うカップルも出るかもしれない。付き合うのかどうなのか、関係がまだ微妙な段階にあるときに「恋届出しちゃう?」とネタにして付き合いはじめる、なんてことがあってもおかしくない(だからといって、そんなに多くあるとも思えないのだけれど)。

 この「恋届」が少子化対策になるというロジックに飛躍がある、という指摘については、まぁそりゃそうだろう。”そもそも”本当に恋愛促進になるとは思えないからだ。NHKが取り上げるべきかということについては、重大な問題があるとは思えないので、別に取り上げても取り上げなくてもよかったのでは、という程度にしか思わない。

 しかし、”そもそも”こういう恋愛事をネタにするのに心理的抵抗感があるという人はいるだろうし、別にそれはそれでいいと思う。けれど「気持ち悪い」という評価の理由が納得できないので、何だか気持ち悪いのだ。

 僕はこの「恋届」については、「すごい! 素敵!」とは思わないが、だからといって別に気持ち悪いとは思わない。「ネタじゃん? よく考えたなぁ」「出さねーよwww」くらい。堀江さんは「くだらねーなwww」と書いてるけど、その反応、分かる。
* * *

 東日本大震災から3年。早い。地震発生時刻を少し過ぎてしまったが黙祷。

2013年7月29日月曜日

不動産サイト完成 リスティングしたいがアドワーズは難しすぎる

 

 不動産サイト「東京4万暮らしドットコム」を公開した。先日エントリを書いたように、WordPressと不動産プラグインを使って、最低限の機能だけの盛り込んだ。どういうサイトかというと、23区限定で家賃が4万円台までの物件だけを紹介している。運営している不動産会社に協力をしている形で、コンセプト的には目新しいものではないのだが、安い物件をたくさん紹介するサイトはたくさんあっても困らない。

 公開したといはいえ位置づけはβ版なので、リリースなどはしていない。だからアクセスはまだこれから稼いでいくつもりで、やはりAdwordsは外せないだろうということでちょっといろいろ調べてみたのだが、しかしこれは本当に分かりづらい。



 リスティング広告とはつまり、検索結果に連動して表示される広告のことで、Googleの検索結果画面の「上」と「右」に出てくるあれだ。Gmailのトレイにも表示されているが、要は入力した言葉に関連した広告が出てくるので、その言葉に関心がある人の目に留まりやすいという立て付けだ。広告の表示はオークション形式で、ある単語に対して高い値段をオファーした人のほうが上に出てくる。広告主は、1日あたりの広告予算と1クリックあたりいくらまでなら払えるかを決める(上限クリック単価)。実際のクリック単価は、必ずしも上限クリック単価になるわけではない。

 とりあえず書店に行って、参考になりそうな書籍を3冊ほど買ってみた。 まだキャンペーンをたてていない(広告を出していない)ので成果はなく、実際にどれだけ役に立ったのか検証はできないのだが、現状の感想をそれぞれ書いてみると、

これは基本的な理解をするのに役に立った。Adwordsがどんなものか、ログイン画面の見方、まず何をして次に何をすべきか、そういったフローがイメージできた。表紙絵から想像がつくように、ある会社がリスティングでネットショップの売り上げ増をめざす、その過程が漫画をおりまぜながら紹介されている。

これはちょっとA4変型と上の書籍(A5版)よりも大きく、若干詳しい人向け。とはいってもかなり基本が抑えられていて、読みやすそうだ。最初の本が「とりあえず着手」の一冊だとすれば、こちらは若干概念についても触れている。LPOの項にとりあえず付箋をつけた。

今回のサイトはWordPressを使って作ったこともあって、こちらの書籍も買ってみた。内容的には思ったよりWordPress寄りの中身が多いし、目新しい内容は多分ないんだろうと思うが、ちゃんとまとまっているので素人にはありがたい内容。全部読んだわけではないけれど、リンクポピュラリティの統一などは参考にして対策した。

 書籍を読むだけでなく、アカウントを作ってキーワードプランナーなどを触っているのだが、これが分かりづらい。たとえば以前はキーワードツールというものがあったようで(近々使えなくなる)、現在はそれぞれ使える。検索するとその違いについても説明されているのだが、正直よく分からない。
 中に入って「ツールと分析」という項目をドロップダウンすると、御見積計算ツール、プレースメントツール、コンテンツターゲットツール、コンバージョントラッキング、広告プレビューと診断など、想像がつくようなつかないような項目がズラリと出てくる。
 
 まずはこれだろうと「キーワードプランナー」をたちあげると、

・ キーワードと広告グループの候補を検索する
・ キーワードを入力またはアップロードして見積もりを取得する
・ キーワード リストを組み合わせる

と出てくる。
 何が出てくるのか分からないのだが、たとえば一番上をクリックすると、宣伝する商品やサービスを指定、リンク先URLやカテゴリを決め、ターゲット(日本とか、東京だけとか)を決め、検索言語や除外キーワードなどを指定していく。「カスタマイズ」というところに「キーワードフィルタ」「キーワードオプション」などとあって、もうこのあたりから頭が痛くなってくる。

 適当に触りつつも、一番下の「キーワード リストを組み合わせる」というところにいくと、キーワードを入力するテキストボックスが複数でてくる。おそらくこれは、それぞれのボックスにある単語を組み合わせて候補を出してくれるのだろう。


 よく分からないので、リスト1に「不動産」「物件」などを、リスト2に「安い」「格安」などを入れてみる。

 組み合わせたキーワードのリストは出るのだが、これだけでは何も分からない。

 要はリスティングは入札形式なので、広告主がいくらくらい出す気があるのか示さないと何も答えてくれないわけだ。

 ということで、しぶしぶ数字を入れてみることに、ここでは「入札単価」を「200円」、「1日の予算」を「10000円」にしてみた。あまり意味はないのだが、すると以下の要になった(エリアは1都3県に限定している)、


 クリック数や表示回数、費用などが表示されるのだが、なぜか「0」という項目もある。これがなぜなのか分からない。それぞれの項目についても、何となく想像はつくものの、それが正しいのか分からない。

 広告を出す場合は「キャンペーン」なるものをつくり、キャンペーンごとに単語や予算などを決めたりするらしいのだが、キャンペーンの管理画面もよく分からない。そもそもAnalyticsといい、どうしてこうGoogleのサービス管理画面は分かりづらいのだろう。英語で作られたものを訳しているからという程度のものではないと思う。広く万人に使ってもらいたいサービスではないからなのだろうか……。


 業者に知恵を借りようとも思っているが、まったく知識もないままに発注しても良い成果が得られないだろうということで、今回いろいろと調べて触ってみた。やはりキャンペーンをたてて実際に運用してみないと分からないことが多いことは分かったので、まずはトライしてみよう。




2013年6月7日金曜日

なかなか見つけられない「専門分野×得意・好きな分野」

 藤沢数希さんの「金融」と「恋愛」、内藤忍さんの「投資」と「ワイン・グルメ」など、仕事などの専門分野と、自分が好きな(または得意な)分野を持っている方は、コンテンツを生み出す力があります。それぞれの要素がそんなに珍しくなくても、組み合わせによっては、ユニークな(他にいないという意味で)存在になれる可能性が高くなります。自分はこれまでいろいろ(趣味でも仕事でも)手がけてきましたが、いずれも突き抜けるところまではいっていない、いい組み合わせが見つけられていないと反省しています。

 先日、友人のサリーさんが書籍『「おいしい」を科学して、レシピにしました。 』(サンマーク出版)を上梓されました。京大農学部卒業時に総長賞を受賞した彼女は今春、大学院を修了されたばかり。学生時代からELLEオンラインで「Sallyの科学なごはん帖」なブログを連載されています。

 そんな彼女の得意分野・好きな分野が「科学」と「食(料理)」。その組み合わせで出版甲子園でグランプリも獲得されているほどなので、友人ということを差し引いても楽しみにしていました。

 本書では「鶏肉のママレードソテー」「トマトチーズ飯」「生姜の炊き込みご飯」「塩鮭と白菜の蒸し煮」など37のレシピが紹介されています。1レシピ見開き2ページで、左ページには材料と簡単な手順、サリーさんらしい科学的な紹介文、右ページは写真という構成。科学的な紹介文の一例を紹介すると、例えば「イタリアン肉味噌」の項目では

玉ねぎの辛みや目にしみる成分である硫化アリルは。炒めるとプロピルメルカプタンという甘み成分に変化します。硫化アリルは揮発しやすい成分なので、玉ねぎの甘みを生かしたいときには、切ってすぐに炒めるようにしましょう(後略)

 といった具合。ほかにも別のレシピでは、枝豆の緑色であるクロロフィル、うまみ成分のグルタミン酸などについて言及されています。なかなか他のレシピ本ではお目にかかれないような紹介で、ちょっとした読み物としても面白いと思いました。

 彼女は「生き物がつくられる仕組みを学ぶため」農学部に入り、「料理がおいしくできる仕組み」があることに気づいたといいます。自身のプロフィールに「食道楽の家に生まれる」という表現があるくらいですから、大学に入る前から「食」というものには(意識していたかどうかは別にして)ゆかりが深かったはずですが、ついに大学で自身の専門である「科学」と「食(料理)」がリンク。ブログを書いたり本を出版したりという活動につなげています。「大学の図書館では、食品額の棚のどの本に何が載っているかほとんど把握していたほど」だそうで、研究の深さがうかがえます(それくらいやらないと「好き」「得意」とはいえないのでしょうが)。

 別の見方をすれば、「好き」と思えば勉強して研究して「得意」な分野にできるということだし、(この言葉いやがる人もいるかもしれませんが)「差別化」「パーソナル(セルフ)ブランディング」になるということでしょう。

 一つひとつの要素は珍しくなくてもいい。でもそれを掛け合わせることで、他の人にはないモノを生み出せる……。と、これは以前取材させてもらった内藤さんがまさにおっしゃっていたことでしたが、まさにその通りだと思います。

 専門分野  ×   得意分野
(____) ×  (____)

 あなたは何を入れるだろうか。
 自分なら何を入れられるだろうか。入れたいだろうか−−。
 
 入れるべきもの、入れられるものに気づいていない人が意外と多いのではないだろうか。

2013年5月19日日曜日

悲恋の話の広告に笑顔で出ることはアリかナシか


 女優岸恵子さんの小説『わりなき恋』(幻冬舎)が売れているそうです。5月18日付け読売新聞朝刊に掲載された全5段広告では17万部突破とのこと。
 その広告にはコピーとして、「女盛り、70歳。最後の恋、最高の恋ーー。」とあります。また、あらすじの説明によると、国際的ドキュメンタリー作家の女性主人公(69)と、大企業のトップ(58)がパリ行きのファーストクラスで知り合ってから始まる物語だそうです。さらにこんな紹介もあります。「愛憎、献身、束縛、執念、エゴ……。男女間のあらゆる感情を呑み込みながら、燃え上がる鮮烈な愛と性。生と死を見つめる感涙の終着駅。」……。

 これらから何となく予想はつきますが、素敵な、そして切ないラブストーリーなのでしょう。別に茶化す気も笑う気もありません。気になったのは、その広告で岸さんがニッコリと笑っている写真が出ていること。悲恋を想像させるお話の著者が、PRでニッコリいていることに違和感を覚えました。

 そういえば先日、映画「リンカーン」を観たのですが、冒頭に監督のスティーヴン・スピルバーグが出てきて、時代背景を説明します。
 そんなの要らないんじゃないかと思いましたが、それも含めて演出であり、PRの戦略なのでしょう。日本以外でも同様の映像が流れているのか気になりますが(スピルバーグ監督は日本の視聴者に呼び掛けていた)、それはさておき。もちろんシリアスな感じで、淡々と説明をしていました。

 もしそこで監督がニコニコしていたらおかしいでしょう。しかしそれは冒頭の広告についても言えるのではないでしょうか。この小説を読んだ訳ではないので勘違いもあるかもしれませんが……。

 ただし、作品の中身と広告がすべて同じ雰囲気で統一されてないといけないのだとすると、映画公開前のキャンペーンでずっとしかめ面してたりしなきゃいけないことになるので、さすがにそれは無理でしょう。

 どこまで統一されていれば違和感がなくなるのか分かりませんが、やはりいくらフィクションの作品でも、著作物と著者のイメージに解離があると残念に思うものではないでしょうか。それは別に本当のところがどうかは関係なくて、視聴者、読者の前に出てくる時のプレゼンのあり方の話です。そこは統一されていてほしいものです。