2021年1月2日土曜日

2020年に観て面白かった映画(配信含む)──ドキュメンタリーと韓国映画の面白さを再認識

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2020年に映画館で観た作品は12本だったが、配信では115本観た。新作ばかりではないし、昔に観た作品の再視聴もあるが、115本のうち面白かったもの、印象的だったものを振り返っておきたい。ただ映画館で観た11本についてはこちらにもう書いたので割愛。

2020年12月31日木曜日

2020年に映画館でみた12作の感想──パラサイト、鬼滅の刃、プリキュア、TENET、新解釈三國志ほか【訂正あり】

 

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2020年の映画業界は、コロナによる閉鎖・作品延期の一方で、「鬼滅」が歴代興収1位になるという、すさまじい1年だったはず。そんな中で自分は映画館で11作品12作品観賞賞した。2019年はちょうど30作品だったので、およそ3分の1になってしまった。12作品の感想まとめ(11作ではなく12作でした)。

2020年12月30日水曜日

運動しながら本が読めたら……Audibleとaudiobookを比較してみた


© Amazon


AmazonのAudibleとオトバンクのAudiobookを試してみた。リモートワークがメインになって電車に乗る機会が減り、本を読む時間が減ったからだ。似ているようで異なるサービスを比較してみた。

2019年11月25日月曜日

感想に困る映画「アナと雪の女王2」



「アナと雪の女王2」は感想に困る映画だ。

正直、前作と比べるとエンターテインメントとしてはパワーダウンしていると思う。

たとえば楽曲。破壊力ある「Let it Go」を含む前作の楽曲と比べ、今回は「Into the Unknown」は聴きごたえもありキャッチィでもあったが、ほかはそうでもなかった。

ストーリーも、前作は、すごく乱暴にいえば、自分のチカラに嫌気がさしたエルサが皆から逃げ、それをアナが家族の愛を示して連れて帰るだけだった。

今回はなぜエルサが魔法をつかえるようになったのか、その理由・背景が描かれるのだが、両親の話やその上の世代、街の成り立ちなども含めて紹介され、また登場人物たちが行く場所がどんどん変わるため、正直複雑だ。

でも、だからこそ「すごく面白い」とは思わなかったのだけれど、「また観てみたいな」という気持ちが芽生えたような気がする。

いい面ももちろんある。たとえば、あいかわらず映像は美しい。エルサの造形は前回よりももっとエロくなってないか?と思うが、水や氷、岩や葉、森、霧など自然の表現も素晴らしい。

終わり方、決着のさせ方もなかなか良かったと思う。観ていてエルサが街の中で行きていける気がしなかったから。

途中に差し込まれたオラフの状況説明もなかなかよかった(ただ新キャラのリザード?は余計だった気がする)。

前作では吹き替え版も松たかこさん、神田沙也加さんが姉妹を演じて人気だったというから、今度は日本語吹き替え版も観てみたいとも思う(おそらく配信されてからになると思うが)。

ということで、filmarksでは評点3.2(また観てみたいとは思う作品)。

しかし、このところディズニー作品はなんというか、前作アナ雪のようなメガヒットが出せていないのではないだろうか。アラジン、ライオンキングの実写版と、想像・期待を超える作品ではなかったように思う(マレフィセント2は観ていない)。

今ちょっと調べたら、アナ雪以降では『ベイマックス』(2014年)『ズートピア』(2016年)『モアナと伝説の海』(2017年)『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018年)なのか……あれ?意外と……。


2019年11月21日木曜日

2018年映画観た映画リスト

© FOX

2018年は映画館と配信で80本近くの映画を観ました。
(本記事はnoteで2019年1月5日に公開したものの再掲です) 
ほとんどはFinlmarksで感想を書いたのですが、上位のものをまとめてご紹介したいと思います。

2019年7月26日金曜日

ヨッピー『明日クビになっても大丈夫!』は”わかりみ”しかない──クリエイター、フリー志望者必読の書

2017年発売のヨッピーさん『明日クビになっても大丈夫!』(幻冬舎)を今さらながら読んだ。よくヨッピーさんのことを知らない人が持っているであろう彼へのイメージが、いい形で覆される、納得感あふれる、わかりみにあふれる一冊だった。

2018年12月2日日曜日

教育するという不遜

© いらすとや
 「誰かが誰かを教育することなんてできない」--。ここ数年、自分にごく近い周囲に対するアウトプットの場で、この考え方を持っていることを幾度となく伝えてきた。

2018年6月3日日曜日

カラーリング剤、混ぜる順番が逆じゃないか?

自宅でカラーリングできる染髪材・白髪染め商品は、たいてい2種類の液体(またはクリーム)を混ぜる仕組みになっているのだけれど、この写真のタイプは使い方の説明がややこしくて、ちょっとどうにかならないのかなと思った。

2018年4月8日日曜日

SIMをマイクロからナノにカッターとハサミで変更 謎の4本目の黒い線にとまどう


スマホを変えることにして、機種も決めて買うだけとなった時に、SIMのサイズが違うことに気付いた。他の候補も見たが欲しいスマホはたいていナノ。持っているのはマイクロ。両方使えるスマホもあるが、そうするとSDカードが入れられないという。それならと自分でSIMをカットすることにした。

2018年2月13日火曜日

日本語の横書きはいつ左右反転したのか

 © こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

今さらながら映画「この世界の片隅に」を観た。感想はFilmarksで。


作中、各種のビラが出てくるのだけれど、最初は横書きが右から左だったのが、途中から左から右になっていた。そういえば、いつから日本語の横書きは左から右になったのだろうかと思ってググってみた。

2017年8月27日日曜日

実写の名作を20年以上後にアニメでリメークする意味があった  『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

(C)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会

1993年8月26日。大学2年生だった。長い夏休みの最中で、サークル活動とバイトに精を出しながら、英語の勉強と称してたくさん映画を見ていた。そのほとんどはレンタルビデオ(Blu-rayでもDVDでもなくVHS)だったけれど、とにかくコンテンツにたくさん触れて吸収していた。

その過程でそう思うようになったのか、自分も映像が作ってみたいと思うようにもなった。その数年後の就職活動では、新聞社と同時にテレビ局も受けた。

1993年8月26日。今から24年前、フジテレビの『if もしも』という枠で、ドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が放映された。もちろん自分も見た。そして気に入り、忘れられない作品になった。

2017年7月6日木曜日

ゴースト・イン・ザ・シェルは2ができるのか? キングコングが新作で大きくなった理由

モノづくりをするときはいきなり金の話ではなく、誰が、どんなものをつくるかが先にあるべき--。

それが正しいのかどうか分からないが、少なくとも日本のIP(知的財産)をつかってハリウッドで映画をつくるときの流れはそうなるという。


これはデジタルハリウッド大学で行われた講義「ゴースト・イン・ザ・シェルに見る 日本のIP(知的財産)を基にしたハリウッドでの映画製作の意義と将来性」で、講師の藤村哲也氏が話していた内容だ。藤村氏はギャガを設立した映像業界の大物だそうだ。

2017年4月24日月曜日

Webメディア全盛、出版不況時代にライターが食っていくため、コラム・エッセイを書けるようになるために必要なこと

近著『電通と博報堂は何をしているのか (星海社新書)』や現代メディアの記事「「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した」など、最近の活動も高く評価されている中川淳一郎さんがB&Bでトークイベントに登壇されるというので行ってきた。有料イベントなので全部書いちゃまずいだろうし、ぶっちゃけトークすぎてて書けないこともあるが、とてもいい内容だったので、備忘も兼ねてレポート。