2018年6月3日日曜日

カラーリング剤、混ぜる順番が逆じゃないか?

自宅でカラーリングできる染髪材・白髪染め商品は、たいてい2種類の液体(またはクリーム)を混ぜる仕組みになっているのだけれど、この写真のタイプは使い方の説明がややこしくて、ちょっとどうにかならないのかなと思った。

どのメーカーのものもおそらく、混ぜる薬剤には「1剤」と「2剤」という名前がついていると思う。1剤と2剤をトレーに出して混ぜるクリームタイプのものもあれば、2剤のボトルに1剤を入れるものもある。


ホーユーによると、

1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤、2剤の成分は酸化剤です。この1剤と2剤を混ぜることで酸化染料が発色する
とのことだ。

上の写真はホーユー製で、一度買ったポンプ容器を使い回す仕組み。薬剤だけ買ってきて詰め替えて使う泡タイプだ(ポンプの分が安くなっている)。1剤はまるでチオビタなどの栄養ドリンクような瓶入りで、2剤は白くトロっとした液体で、プラ製の小瓶に入っている。

この商品にも箱の裏側に混ぜ方、使い方がある。写真の(1)のところをみるとこう書かれている。

専用ポンプ容器に
2剤、1剤の順に全量
加え、10~15回、
左右にしっかり振って
混ぜます。

これを見て思ったのはなぜ「2剤」「1剤」の順なのだろうか、ということだ。普通は「1→2」の順番と考えるものだろう。いちいち解説を見ない人は間違えてしまうのではないだろうか?

そもそもよく混ざればいいだけなので、順番などあまり関係ないのかもしれない。「2→1の順のほうが混ざりやすいが、1→2では混ざらない」ということでもなかろう。「ポンプ型(もしくは泡タイプ)だから」この順番になっているのかもしれないが、やっぱりちょっと「2→1の順でやってください」という指示は、ちょっとひっかかってしまう。


髪が染まる仕組み