どのメーカーのものもおそらく、混ぜる薬剤には「1剤」と「2剤」という名前がついていると思う。1剤と2剤をトレーに出して混ぜるクリームタイプのものもあれば、2剤のボトルに1剤を入れるものもある。
ホーユーによると、
1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤、2剤の成分は酸化剤です。この1剤と2剤を混ぜることで酸化染料が発色するとのことだ。
上の写真はホーユー製で、一度買ったポンプ容器を使い回す仕組み。薬剤だけ買ってきて詰め替えて使う泡タイプだ(ポンプの分が安くなっている)。1剤はまるでチオビタなどの栄養ドリンクような瓶入りで、2剤は白くトロっとした液体で、プラ製の小瓶に入っている。
この商品にも箱の裏側に混ぜ方、使い方がある。写真の(1)のところをみるとこう書かれている。
専用ポンプ容器に
2剤、1剤の順に全量
加え、10~15回、
左右にしっかり振って
混ぜます。
これを見て思ったのはなぜ「2剤」「1剤」の順なのだろうか、ということだ。普通は「1→2」の順番と考えるものだろう。いちいち解説を見ない人は間違えてしまうのではないだろうか?
そもそもよく混ざればいいだけなので、順番などあまり関係ないのかもしれない。「2→1の順のほうが混ざりやすいが、1→2では混ざらない」ということでもなかろう。「ポンプ型(もしくは泡タイプ)だから」この順番になっているのかもしれないが、やっぱりちょっと「2→1の順でやってください」という指示は、ちょっとひっかかってしまう。
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