2015年6月7日日曜日

「活躍したいなら越境を。10年間何かをやり続けて人脈と知識で世界を広げよう」ーー【対談】ムラカミカイエ×軍地彩弓

軍地彩弓さんとムラカミカイエさんの対談をクリーク・アンド・リバーの企画「東京会談」で拝聴した。テーマは「ファッションとテクノロジーの未来」だ。前回、1月に軍地さんと千原徹也さんの対談が面白かったので期待して行ったが、今回も示唆に富む内容だった。



2015年5月20日水曜日

はあちゅう『半径5メートルの野望』感想――”当たり前”ができる強さ

はあちゅうと恋チュン


はあちゅうさんの『半径5メートルの野望』。突飛なことが書かれているわけではない。特別な境遇にある人にしかできない、特別なメソッドが提示されているわけでもない。いうなれば「当たり前」のこと、誰もが「そうすべきだよな」と思える方法や考え方がまとまっていると思う。でも、誰もがはあちゅうさんのようにはなれない。それはつまり、「当たり前」を続けることがいかに困難なことかということなのかもしれない。


発売してすぐに読んだ後、同僚に貸していたのが戻ってきたので、メモしておいた箇所について感想をまとめておく。

2015年5月13日水曜日

メディアが届けるものは読者が「読みたいもの」だけでいいのか――Webと新聞から考える 新時代のニュースとメディアに参加した



Webと新聞から考える 新時代のニュースとメディア~朝日新聞メディアラボで語り合う夜~に参加した。3人のパネリストのうち2人が朝日新聞の方(うち1人はハフに出向中)ということもあって、新聞出身の自分としては、もう1人のパネリスト、ログミーの川原崎晋裕さんの話のほうがササったので、振り返っておきたい。

2015年5月5日火曜日

【ドキュメンタリー】半世紀続く活版印刷の新聞社(秋田)――取材、組版、印刷など一人で担う80歳



テレメンタリー「たった一人の新聞社~活版印刷で半世紀~」を観た。人口2400人あまり、高齢化率50.2%の秋田県上小阿仁村で、半世紀にわたって新聞を発行し続けている加藤隆男さん(80)を追ったドキュメンタリー。タイトルを見て面白そうだと感じ、録画してすぐ観たのだが、何が伝えたいのかちょっと分かりづらかった。


自転車免許制は無理だがナンバーとミラーの設置は妙案では

TVタックルのテーマが「自動車免許アリナシ大激論!」。いきなり免許制度を導入するのはコスト面からして非現実的だろう。ただ、都心部で自転車通勤が注目されるなど、ロードバイク乗りも増えているであろう現状を踏まえた議論の機会としていい企画だと思った。

自分は別に自転車のことが嫌いな訳ではないが、街なかで遭遇する自動車乗りのマナーは目に余ると思うので、指導や摘発を厳格化、罰を重くしてもいいのではないかと思っている。

たとえば、歩道を我が物顔で走る、道を空けさせるために警笛を鳴らすーー。最近はスマホ触りながら運転するというバカまでいる。自転車で事故起こして誰かに怪我させたら、どれだけの補償を求められるか分かってないのだろう。警笛のベルを鳴らすのだって本来ダメだとうことを知らないのだろう。

厳罰化でどれほど違反行為が減るのか検証、予想は必要だし、啓発啓蒙も合わせてしなければいけないと思う。そもそも厳罰化では犯罪は減らないという声もあろう。だが、罰金の額が増えれば単純に警官もちゃんと取り締まるようになるし、今の意識の低い自転車乗りも自分の運転を見直すのではないだろうか。

番組では、自転車にナンバーやサイドミラー設置をするよう提案があったと思うが、意外とこれはいい案だと思った。人や車に当たって逃げる自転車もいるそうだし、車道を走らせる以上はミラーは要るだろう(ナンバーは免許と同様、行政コストがかかりそうだが)。

番組では他に、自転車専用道の設置も望ましい例として挙げられていた。増やしていくべきだろうが、すべての道路に造っていくのは費用からしても難しいだろう。取り締まりや罰を厳しくするだけではなく、こうした取り組みも合わせて実現させてほしい。

たしかにナンバーやミラーの設置は、レースの練習で自転車に乗っている人にとっては、賛成しがたい案だろう。

しかし意識の低い自転車乗りが相当数居ること、当たると危ないモノであるということ、実際に事故が多数起きていることを踏まえて、練習は専用の場所で行うなどしていただくほかないと思う。

ちなみに、番組出演者が話したところによると、自転車事故の件数は2006年の17万件から2014年は11万件くらいと減っているが、摘発(?)件数は585件から8070件に激増しているそうだ。
(この統計の定義は未確認だし、なぜこういう変化になっているのか分からないが、追って確認したいので、備忘のために記しておく)

2015年5月4日月曜日

「独りで考える=オリジナル」ではない。新しいものを生み出し続ける方法とは――川上量生著『コンテンツの秘密』を読んで

アリストテレスがいう「異なるコンテンツ」と認められる要素

「メディアの輪郭」で紹介されていた川上量生さんの『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』(NHK出版新書)を読んだ。川上さんのジブリプロデューサー見習いとしての卒論とのこと。丁寧な検証がよくまとまった構成になっていて分かりやすく、川上さんだからこそ聞けたこと、視点があって、参考になる箇所がいくつもあった。

2015年4月30日木曜日

原稿・記事を書く前に考えておきたい3つのこと

「こういうことが言いたいんですよね?」



こむすぽというウェブメディアでは、原稿はデスクとしてすべて手を入れていて、場合によっては、大半を書き換えることがあります。

素材のいいところを引き出すために、同じ素材で別メニューに再調理するイメージです。