2024年1月22日月曜日

『ルポ歌舞伎町』住人だからこそ見られたもの、聴けたこと、わいた感情

國友公司さんの『ルポ歌舞伎町』読了。Amazonのプライム会員ならKindleで無料で読める。2023年2月発行なので、まだ1年弱なのにもう無料で読めるという太っ腹。内容は、歌舞伎町に興味がある人なら一読して損はないどころか、とても面白く読めると思う(自分は数日で一気読みした)。

2024年1月14日日曜日

「愛と、利と」は大人のドラマ 何でも理解できるなんて幻想

愛と、利と
©JTBC

ムン・ガヨン様出演のドラマ「Link:ふたりのシンパシー」は途中で観るのを止めてしまったのですが、彼女を知ったのはNetflixで観た「愛と、利と」でした(Netflixに飛びます)。

ラブストーリーではあるのですが、その特徴的で示唆的なタイトルから分かるとおりクセがあって、おそらく賛否が分かれる作品ではないかと思いますが、筆者はお気に入りの作品です。

2024年1月8日月曜日

ハン・ソヒ様とソン・ガン君のビジュアルがつよつよ――「わかっていても」

ⒸNetflix

韓国ドラマ「わかっていても」は最近ではなく、もう2ー3年前に観たのですが、かなり好きな作品なので紹介したいと思います。

本作は、美大(彫塑科)を舞台にしたラブストーリーです。蝶という意味の名を持つヒロイン、ユ・ナビ(ハン・ソヒ。蝶は韓国語でナビ)と、うなじに蝶のタトゥーを入れており、作品も蝶を題材にしたものばかり作っているイケメン、パク・ジェオン(ソン・ガン)が主人公。

2024年1月4日木曜日

『イーロン・マスク』正月に一気読み。衝突のないヌルい現場から新しいモノは生まれない

 

イーロン・マスク


昨年発売されて話題になっていたイーロン・マスクの公式伝記上下巻を正月三が日で一気に読みました。各450ページくらいありましたが、ほぼ2日で読み切りました。テスラやスペースXについては何となく、Twitterについてもニュースや報道などから彼がやったことを知っていたつもりでしたが、だからこそ「実は裏側でそういうことがあったのか……」「イーロン・マスクが突き抜けた人物だとはなんとなく知っていたが、ここまでだったか……」と知られて面白かったです。

2023年12月3日日曜日

人間は変わるもの。ブレないこと・一貫性だけを強調することにそんなに価値はあるのか? 『訂正する力』(東浩紀)感想

訂正する力

東浩紀さんの『訂正する力』(朝日新書)を読了。

ビジネスでもエンタメでも何の世界でもいいのですが、ある人が頭角を現わしたり、注目されたりすると、ずっと昔の発言や行動が掘り起こされ、まったく関係のないようなことであっても、ネガティブな評価に結び付ける傾向がときおり見られるのが、自分はすごく嫌でした。

「昔はこんなことを言ってたのに、今はこう言ってる。意味が分からん」みたいなこと。いや、それよりむしろ、「昔こんなことを言っていた。だから今も同じ意見のはずだ。だからダメだ」みたいなほうでしょうか。

たとえば若いころにちょっとトガったことを言っていた人物が、歳を重ねてなお同じ考えを持っているとは限らないと思います。

なのに、なぜそこで「同じ人物」というだけで、「変わってない」と決めつけてしまうのでしょうか。

Netflix「サンクチュアリ‐聖域-」、面白くて一気見。ネットフリックス礼賛してていいのか……

サンクチュアリ -聖域-
© 2023 NETFLIX

Netflixで春に配信開始された角界(相撲界)を舞台にしたドラマシリーズ「サンクチュアリ-聖域‐」を少し前に観たときの感想です。なお8話ありますが面白くて一気見しました。

2023年9月17日日曜日

めいろまさんの『激安ニッポン』感想 貧しくなった(これからもっとなる)日本でどう生きていくか

Twitter(現X)のMay_Roma(めいろま)さん、谷本真由美さんの新刊『激安ニッポン』を読みました。タイトルどおり、いかに日本が安い国になったかについて、各種のデータを交えて整理、海外と比較して、予想される未来について警鐘を鳴らした一冊です。