2014年4月25日金曜日

スポーツに関するwebメディア「こむすぽ」立ち上げ。ライター募集中!

きゅぽらスポーツコミュニティサイトより

 スポーツジムに通うとか、特定のスポーツチームに入るといったことをしないかぎり、気軽にスポーツを楽しむというのは、簡単なようだが実際には難しい。「今週末空いたから、ちょっと身体動かしたいなぁ」と思っても、一人で走ったり泳いだりする以外に選択肢は思い浮かばないのではないだろうか?


 実は数年前から、国が「幅広い世代の人々が興味関心、レベルに合わせてスポーツに触れられる機会を提供する」事業を進めている。その柱となるのが「総合型地域スポーツクラブ」だ。同省が全市町村に一つずつは作りたいと考えている総合型地域スポーツクラブ、おそらくお住まいの近くにあると思うので、関心がある方は調べて参加してみるといいと思う。
日本体育協会 文部科学省 wikipedia

 こうやって勧めるのは、自分も数年前から、総合型地域スポーツクラブにお世話になり、その良さを感じているからだ。それは埼玉県川口市で活動する「きゅぽらスポーツコミュニティ」だ。国際交流バレー、異業種交流フットサルなどテーマ性を持たせたスポーツの機会提供を積極的にしている団体で、最近では運動会や球技大会を開催するくらい、常連参加者が増えている。

 そのきゅぽらスポーツコミュニティを立ち上げた石井邦知氏が中心となって今年3月、一般社団法人・日本コムスポーツ協会なるものを設立した。

 その背景にある問題意識はこうだ。
地域でスポーツを通じた地域振興の成功事例はあるものの、そこにはカリスマがいるケースがほとんど。そのカリスマの属人的な要素で成功している場合が多く、成功事例を学ぶ機会が豊富にあっても自分たちの地域に活かすのは難しい

スポーツ界に存在している資格は(スポーツの)指導者資格に偏っていて、コミュニティづくりなどに必要な知識、スキルを学べる場が存在しない

 自分はスポーツに特別な関心があるわけではないが、この指摘が正しいであろうことは想像がつく。
 こうした認識の下、同協会がめざすのは、
webメディア運営や資格認定講座を通じて、スポーツが社会に開かれ、人と人や人と街などあらゆるものをつなぐ役割を果たすなど新しい価値を提示し、全国の地域に新たな変化を生み出す
ことだという。

取材や執筆の狙いを事前に指導するほか、文章指導もします

 きゅぽらスポーツコミュニティで多くの出会いにめぐまれ、また社会人になって忘れかけていたスポーツの楽しさを思い出させてもらった自分としては、きゅぽらはもとより、新しく生まれた協会の力になりたいと思い、webメディアの立ち上げをお手伝いさせてもらうことにした。
 そのwebメディアは協会名を短縮したのと同じ、「こむすぽ」だ。

 石井氏が「スポーツには、人と人や人と街、社会をつなぐなど、地域や社会により良い影響を与える力があると考えている」と話すように、このwebメディアでは、「コミュニティ」「コミュニケーション」「スポーツ」を意識した記事を掲載していく予定。例として挙げられているのが、

・ 障害者スポーツプレイヤーと支えるボランティアの関係性、信頼関係構築
・ ご当地スポーツとそれが生まれた地域特性
・ トップアスリートのセカンドキャリア(スポーツを通じて得られたどんな能力が活かされているか?)

などだ。スポーツそのものの楽しさにとどまらず、スポーツの新たな価値を感じさせる読み物を掲載していく考えなのだ。

 まだサイトは立ち上がっていないが、有志のライター(学生、社会人)から上がってきた数本の原稿を手直しした。まだ存在しないサイトのための記事ということで、ライターも難しかっただろうと思う。さらに彼らは職業ライターではなく、それぞれスポーツに関わる活動をしている人たち。それぞれにユニークな書くべき内容・ネタは持っているが、文章を書く仕事に就いている訳ではない。それでも、こちらのアドバイスを受けて書き直してくれるなどしている。いずれの方も協会のめざすところに賛同して参加してくれただけに、熱意を持って執筆してくれていてありがたい。

 現在、webチームが鋭意コーディング作業中で、おそらく5月くらいにはβ版がカットオーバーできるのではないかと思っている。ライターはまだまだ募集している。あまり文章に自信がなくても、取材・執筆前に指導するし、原稿も手直しするポイントの指摘や場合によっては書き直しも含めた手厚い対応をするつもりでいるので安心してほしい。

 協会のめざすところに賛同する気持ちと、文章や取材がうまくなりたいという気持ちがある方、気軽に石井さんか濱田まで連絡をください!