2013年6月1日土曜日

「悪意あるアンケートの対象になること」 < 「都合が悪くなると対象不良で仕事を休めること」 ?

香る男にしか抱かれたくない? いいニオイがしそう1位は福山雅治


 このニュース、タイトルこそ無難な感じだが、別ページでは「加齢臭がキツそうな有名人は」と紹介されていた。正直、誰なのか関心はないが、「またヒドいことを書いてるなぁ」とブログネタにでもしようと、ついクリックしてしまった。
 すると本当のタイトルでは上の通り「いいほう」の名前が紹介されていて、見た瞬間に「うわ、興味ねぇー」とガックリきた。だがたしかに、こちら(ヒドくないほう)のタイトルではクリックしてもらえる可能性は下がるかもしれない(「いいニオイがしそうな有名人はあのイケメン歌手」じゃなぁ……)。 

 ここで、「ネガティブな方向性のほうが多くの人の関心を集めやすいのだろうか?」という考えが頭をもたげる。

  これのアンケートと似たようなものに、抱かれたい芸能人、抱かれたくない芸能人を聞くものもある。前者はともかく後者は「今さらながら、よくもまぁそんあひどいアンケートをするものだ」と思う。発表する側は「視聴者(ユーザ)がそう答えているから」というかもしれないが、そもそもそんなアンケートとっていいものなのかと思う(嫌われてナンボの芸風もあるので、止めたら止めたで常連は困るのかもしれないが)。

  ネガティブな方向性のほうが関心を集める、という話に戻る。もしそれが正しい見方なのだとしたら、新聞をはじめとしたメディアが、事件や事故など他人の不幸話ばかり取り扱うことに批判が起きることがあるが、筋違いではないかということになる。求められているものを出しているだけといわれればそれまでだは、やはりハッピーな話ばかり載せた新聞なんて、瞬間ネタにはなるが続きそうにない。 

 おそらく重要なのは、取り扱うネタの方向性というより、紹介の仕方に悪意があるかないかだろう。そして、ここで紹介したアンケートには悪意が感じられる。クラスの中で「誰が一番嫌いですか」というアンケートはできないだろう。なぜ芸能人はしてもいいのだろうか。有名税にしては重すぎやしないだろうか。最近の矢口真里騒動(特に都合が悪くなると「体調不良」で仕事を休めることへの疑問)を見て辟易としていたこともあって、そんなことを考えた。